芝浦工業大学土木工学科 マテリアルデザイン研究室 本文へジャンプ
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研究室で主として取り組んでいるテーマ
(1)セメント材料、エコマテリアル
  セメント水和、混和材の反応機構、高炉スラグ微粉末、フライアッシュ、その他副産物、再生骨材等
(2)コンクリートの耐久性
  塩分浸透、中性化、鉄筋腐食 など
(3)施工支援
  養生の影響度、強度発現、表層コンクリート品質、かぶりコンクリート など
(4)耐久性メカニズム
  空隙構造、遷移帯 など
(5)構造物のメンテナンス
  実構造物の調査 など
(6)その他

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2023年度

研究室で取り組んでいる研究  研究の詳細は、研究タイトルをクリックすると見られます


再生骨材コンクリートの普及に向けた検討
     (松田(D3)

再生骨材の炭酸化により骨材を改質し,その骨材を用いたコンクリートの特性を整理してきた.これらを実用化するための配合設計や環境負荷低減効果,再生骨材を使うメリットを整理する.

 
高炉高置換硬化体の炭酸化収縮がもたらす影響
 (karen(D2))


高炉高置換セメントを用いると,炭酸化によるマトリックスの変化が大きい.物理的な収縮が微細ひび割れや遷移帯に与える影響を実験的に整理する.


ECMセメントコンクリートの炭酸化による挙動の検討
  (井上(M2)、GI(竹中)

高炉高置換セメントの硬化体では,炭酸化により水和物の変化がもたらす硬化体の物性変化が顕著である.特に空隙組成の変化による物質移動抵抗性への影響を実験的に明確にし,その対策を検討する.


 
各種セメントの水和度がCO2吸収量に与える影響

  (八尋(M2)、GI(竹中)

セメント硬化体はCO2を吸収可能であり,カーボンニュートラル社会への貢献が期待される.その吸収源はカルシウムであるが,水和した生成物の方が高い吸収力を持つと想像する.そこで,カルシウムの形態とCO2吸収の関係を実験的に明らかにする.




 
プレキャスト製品向けジオポリマーの開発
         ((M2)

工場排煙を用いたジオポリマーの高温炭酸化養生が実現できれば,カーボンニュートラル社会への貢献も期待できる.フライアッシュベースのジオポリマーを用い,高温炭酸化による物理・化学変化を整理する.
 

 
再生骨材コンクリートの骨材吸水条件が与える物理挙動

        (竹入(B4)、GI(竹中)

吸水率の高い再生骨材を用いる場合には,プレウェッティングなどで水分を吸水させて利用するが,この吸水度並びに吸水させた水の挙動によるコンクリートの物理的性質への影響を評価する.

 
高炉含有セメントの炭酸化による強度低下メカニズムの検証

 (加藤(B4)、GI(竹中)

高炉含有コンクリートでは,初期の炭酸化による強度増進低下が認められることがある.その原因として,マイクロクラックに着目し,原因究明と対策手法を検討する.
 

 
スラッジの有効利用に関する研究

 (内藤(B4)、オリエンタル白石)

生コンスラッジは,社会的な問題となっている.ここでは,生コン工場内で発生するスラッジのうち,スラッジ水および脱水スラッジの有効利用法を考える.具体には,TSCの製造における,骨材およびグラウト材への適用の可能性を実験的に明らかにする.

 
各種セメント硬化体が吸収するCO2量の定量化ー深さ方向ー
根岸(B4)、GI(竹中)、飛島建設)

各種セメント硬化体に浸透したCO2ガスが,カルシウム限により吸収される.ただし,硬化体の緻密さやpHの違いにより浸透するスピードもさまざまである.その違いを明確化するために,硬化体内部までの浸透と吸収の関係を明らかにする.


 
無機ジンクペイントを塗布した鉄板の防食性能

鹿倉(B4)、野口(M1)、日本車両、大日本塗料)

亜鉛粉末は犠牲防食剤として汎用的であるが,無機材料に混和した亜鉛粉末による防食効果を明らかにできていない.ここでは,自然環境とコンクリート中での計測を行い,その性能を評価する.


 
高炉セメントのDEFによる膨張抑制メカニズムの解明

 (廣杉(B4)、後藤先生

高炉高含有セメントを用いることでDEF膨張が抑制される.しかし,DEFが生じていることは確認されており,なぜ抑制できるのかが不明である.今回は空隙構造およびCASHの生成に着目した実験的な整理を行う.


 
膨大な橋梁点検データを用いた維持管理手法の提案

 (氏家(B4)

国土交通省で取りまとめられた,過去の膨大な橋梁点検データを整理して,橋梁形式や環境条件から見た点検への提言や必須着目点などを整理して明示する.



遠隔からの診断が可能な遠隔ドクターの確立に向けて

インフラメンテナンスDXセンター

劣化事例から劣化原因や劣化度を判断できる専門家の不足を考慮して、遠隔でも診断ができるような遠隔ドクター制度を確立するための基礎データを検証する。



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