芝浦工業大学土木工学科 マテリアルデザイン研究室 本文へジャンプ
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2009年度

□養生の相違によるセメント反応度の定量化

●セメント反応度測定の多くは理想的な封緘養生を施したもので基礎的データがとられてきている。しかし、現実の環境では、養生の有無やその期間、暴露後の各種環境作用(温度・湿度など)、炭酸化や塩化物イオンの浸透など、様々な作用がある。そこで、その影響程度を定量的に把握し、実構造物への応用の可能性を考える。
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□セメントならびに硬化体中の混和材の定量化手法の検討

●混合セメントの混合材混和量の定量には、近年たくさんの手法が提案されつつある。その方法の応用または別の方法を適用し、セメントならびに硬化体中の混和材定量手法を検討する。
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□表層コンクリートの耐久性判定簡易手法の構築

●非破壊試験ではトレント試験に代表される表層コンクリートの耐久性把握を実施されつつあるが、どの程度の深さまでを有効と出来るが不明なところもある。そこで、コンクリートコアを用いて簡易的に表層コンクリートの品質を判定できる手法構築を検討する。
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□養生条件とその後の環境が乾燥収縮量に与える影響把握

●養生条件やその後の暴露環境が異なることで乾燥収縮は大きく変動すると考えられる。そこで、コンクリート内部の湿度状況と乾燥収縮量を把握し、関連性を調査する。

□トンネルの二次覆工コンクリートのひび割れ対策

●トンネルの二次覆工コンクリートにはひび割れが多く発生するといわれる。その影響はトンネル貫通時の環境変化が大きいと推測する。そこで、実構造体中にひずみ計やコンタクトチップを貼り付け収縮量を測定するとともに、コンクリート内部の温湿度や坑内の環境を測定して関連性を見出す。




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