POT LAB.のページへようこそ

新着情報

  • 2009年01月19日  「富山LRT・北陸新幹線見学報告」をアップしました
  • 2009年01月09日  活動報告をアップしました。
  • 2009年01月09日  POT LAB.ホームページ開始しました。



POT LAB.ってなに?

土木業界における先端的な取り組みを行っている都市や土木公共施設の見学・ヒヤリングを行う. 実施目的として,実際の現場を視察することにより,大学における講義のみでは習得することのできない現場で活用されている技術や知識の学習. また,参加者に土木関係の職務に興味を持ってもらい,将来に向けて高い意識を持ってもらうことである. 対象として新入生,在学生と共に参加を募り活動を行っていくが,将来的には土木に興味のある大学周辺の地域住民の方々も参加ができるようにしたいと考えている.


(具体例)
・新交通システムの維持・管理作業の見学
・コンパクトシティの実践している都市の見学
・LRTの導入が成功している都市の見学



活動報告



▲トップへ移動する▲

成田新高速鉄道建設現場見学  2008/10/29(wed)

【印旛日本医大駅】

印旛日本医大駅では、通常では公開されていない展望台へと登ることができた。 この展望台からは成田空港まではもちろんのこと、成田Bルートの延伸区間の工事現場を眺めることもでき、 遠巻きに見える風景を眺めながら、路線に関する概要及び現在の工事の進捗状況についての説明を受けた。

展望台での北総開発鉄道の方より,成田Bルートの概要・進捗状況の説明   展望台から見た印旛日本医大駅より先の風景


【瀬戸高架橋】

ここでは,交差する道路の下に線路を通す時などライフラインがあるため, 非開削でアンダーパスを施工できる「PCR工法」の説明を受けた. 工期を大幅に短縮できる長所の半面,苦労点としてバランスを維持することを挙げていた. また,この工区では,大量の産業廃棄物が発見され,中には自動車なども埋められていた話があった. この成田高速では,こういった場所が多くあるという話であった.

工事の概要・工法の説明   工事の概要・工法の説明   建設現場風景   建設現場風景


【印旛沼橋りょう】

印旛沼捷水路では,鉄道と道路の一体的な建設を進めており, 同時に工事を進めないといけないため,調整を困難であることを挙げていた. また,水中での杭の打ち方で,水を抜かずにながしコンクリートを打つなどの工夫を説明された. 印旛沼橋梁も鉄道と道路も一体的に建設している.雨の日の場合,溶接作業ができない, また,風速が30M以上だとクレーンが使えないなど,天気の影響を大きくうける場所である. また橋梁は,橋脚から両側に同じ重量で建設していくディビダーク工法を用い,その説明を受けた.

概要・進捗状況・工法の説明   建設現場風景   橋梁上部   概要・進捗状況・工法の説明


【土屋高架橋】

成田高速鉄道の最終地点である,土屋方面にむかった. 現場は,国鉄時代に着工され,その後凍結した新幹線の高架橋で,途中まで建設されていた. 現在急ピッチで成田高速鉄道(3種)の建設が進んでいる. この建設の際使用するレールはロングレールであり, 現場には使用するロングレールがトラックで運搬され置かれていた. これを現場で溶接し,使用する.こうした日本の技術は世界でもトップクラスであるという話を伺った.

成田新幹線の際に造られた土屋の高架橋   成田新幹線の際に造られた土屋の高架橋   実際成田新高速鉄道で用いられる軌道の説明   実際成田新高速鉄道で用いられる軌道の説明


【成田建設事務所】

学生からの質問を所長に答えていただいた。

Q 工区が短いところと長いところがあるか?
A 工事に時間がかからないは長めに、水中に橋脚などを作らなければならない工区は短めにしている。 全体を通して非常に整備期間が短いので、時間短縮のために工区をわけ、同時に工事をしている。

Q 周辺住民の方の苦情対応は所長もされるのですか?
A 菓子折を持って、少しの間我慢していただくようお願いしに行きます。 工事の騒音が大きくならないように防音対策はしていますが、 ここに生まれてから住んでいるがこんなにうるさかったことは初めてだと言われたことも… 現場監督や設計だけが土木技術者の仕事ではないということ。

Q 高架橋を採用していますが、景観を配慮して半地下にする案はなかったのですか?
A ありますが、コストを考えるとやはり、高架がもっとも適切。 もちろん騒音や景観に配慮が必要なところにはそういった措置は必要ですが、 畑に作っているのでそこまでの配慮はしていません。


最後に現場は天候や、産業廃棄物が埋まっていたりと設計通りにいかないものなので、 現場の状況で臨機応変に設計を変えていかなければならない。 非常に難しいことであるがそこが面白いところでもあるとおっしゃっていた。 言われたとおりにやるのではなく、自分で考えて行動することが重要であるとお言葉をいただいた。

富山LRT・北陸新幹線建設現場見学  2008/11/4(mon)


〜PDF報告書〜



活動予定

記載準備中です

▲トップへ移動する▲

お問い合わせ


お問い合わせのページへ